回想

回想の練習/備忘録

さべつとキャベツ

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=cnxaM3m4agk

 

4月8日、テニスコーツが新しい歌をYouTubeにアップロードした。

さべつとキャベツ 

聴いて、何故か私は泣いてしまった。

 

 

酷い歌だった。

口が裂けても、「素晴らしい」「美しい」「格好いい」なんて言えない。

なんて言えばいい?

 

なんでこんなに醜いことを歌わなければならないのか、歌わされているのか。

この怒りや苦しみを、「美しい歌」として讃えてはいけない。今は。

痛みに美醜なんてない。

私が死人なら涙を流すどころか何も思わなかっただろう。

 

この歌を聴いて、私は彼らと同じ世界に生きている事を知った。

しかし、この歌に歌われている事がすべて真実だと、私は思わない。

「あいつ」は、「心」を持たない悪魔なのか?

「わたしたち」と何が違うのか。

 

「愛がなければ人生は無意味」

希望として歌われるはずの言葉。

それすら「あいつ」に向けられた呪詛として響いてしまう。

 

憎しみか怒りか諦めか悲しみか分からない。

自分はこの歌の中に何を見たのか。

上手く言葉にする事が出来ない。

 

 

私は何を相手にしているのだろう?

明日はきっと雨が降って、電車に乗る。仕事に行く。